jr高輪ゲートウェイ駅サイネージ TOWN SIGNAGE
JR高輪ゲートウェイ駅サイネージ
- 調査日
- 2020.09.27
- 場所
- JR高輪ゲートウェイ駅
昨日は営業車で品川方面に行ったので品川〜田町間に出来た高輪GW駅を観に行ってきました。
駅舎は建築家の隈研吾さんがデザインを担当したことで有名ですが、折り紙をモチーフにした大屋根や木調の内装など、和の文化を意識した空間になっているようです。
改札を通り抜けるとまず目に入ってきたのは電車の運行情報を表示するサイネージです。
エスカレーターシャフトのガラス壁面にスッキリと配置されています。
その右側には先日横浜のジョイナス地下街でも見かけたバーチャルインフォメーションです。
日本語・英語・中国語・韓国語に対応したインフメーションで、先日同様Siriのように音声で質問しても答えてくれるシステムになっていました。
左側にはニュースでも観たことのある無人コンビニがありました。
入口右脇にはコンビニの買い物の仕方を映像と文字表示で案内していました。
店内にも小型のモニターが設置されておりICカードオンリーの案内がされていました。
コンビニ脇のホームに向かう下り階段の正面にもサイネージが配置されていました。
ホームには広告型のサイネージは見当たらず、運行情報を表示するフラッグ型のサイネージのみでした。
改めて改札階に戻ってみると今度はロボットによるバーチャルインフォメーションがありました。
弊社でもロボットは造れませんが、サイネージの筐体のみならずこのような什器も製作できるのでご用がありましたら是非ご相談いただければと。
次は改札口とは反対側の駅舎ガラス面いっぱいに吊り下げられたのぼり旗のようなシースルー型のモニターと、
下には60インチ程度のモニターを9列2段の18面マルチが設置されていました。
和をイメージしているのかとても綺麗な橙のカラーの表示が映し出されていました。
他にも江戸時代の風景のようなものが展開されていました。
またホームに降りる階段脇の柱にも埋め込み型のサイネージが設置されていました。
駅構内を見終わり改札外に出てみると左側にサイネージを発見しました。
右側に70インチほどの液晶モニターの内蔵された筐体があり、中央と左側には平覗き型のタッチパネル筐体が設置されていました。タッチパネルは改札中と同様に多言語対応のインフォメーションになっていました。
タッチパネルを操作している人がいたので近くに寄ってみると、駅周辺にあるラーメン店を検索していました。(笑)
駅周辺の情報が検索できるようです。
筐体の意匠は前述の駅舎の大屋根の折り紙を模した意匠に準じたデザインになっているようで、白の折り紙のようなボディーをしていて加工自体も綺麗に仕上がっていました。
サイネージのコンテンツに凝った事例はよく見かけますが、筐体自体の意匠にこだわったものはあまり見かけないため、建物意匠とマッチングした良い事例だと感じました。
50年ぶりの山手線新駅だということですが、50年前(1970年)には考えられなかったような建築技術やAI技術進歩が盛り沢山の未来型の駅を痛感しました。