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ディスプレイについて
トレンド
様々な広告が巷にあふれている中で、より人目を引きサイネージとしての効果を出す為、最近では70〜100インチの大型液晶ディスプレイが採用されるようになりました。
その結果、5年程前までサイネージの主役だった40〜50インチクラスのディスプレイは利用が減り、ディスプレイ各社におけるラインナップも47インチ以上のものが主役となっています。
このディスプレイ大型化の流れを受けて、47インチ以上のディスプレイを複数面並べて使用する「マルチディスプレイ」設置という事例もよく目にするようになりました。
「マルチディスプレイ」設置には、ディスプレイ同士の繋ぎ目が目立たない狭額縁(ディスプレイのフレーム部分がとても細い)タイプが最適となりますが、狭額縁タイプのディスプレイはラインナップが増えてきているものの、まだまだ高額です。
さらに「マルチディスプレイ」は設置自体も難しい為、コスト面その他の理由から、70〜100インチのディスプレイ1台を使用したサイネージが現時点では好評となっています。(2018年8月現在)
また最近では、店舗などの「屋内から屋外に向けた設置」や「屋外設置」というケースも増えてきました。その為、直射日光が当たっても問題のない高輝度(1500cd/m2〜2000cd/m2以上)モデルのラインナップも増えてきています。
ただ残念な事に、70〜80インチクラスの大型ディスプレイでは、高輝度モデルが希少のため、屋外向けは60インチのディスプレイまでが採用されています。
近年ではLEDユニットタイプの屋内用・屋外用が多数ラインナップし始めており、屋外設置の大型ディスプレイはLEDビジョンにシフトする傾向にあります。
このように、様々なロケーションでディスプレイの大型化が進んでいますが、弊社ではいたずらに大型を求めるのではなく、状況に応じたディスプレイとサイズとそれに適した筐体をご提案するよう心掛けています。
設計、組込みのポイントと問題点
輝度は重要ですが、その次に薄型軽量なディスプレイがサイネージには最適です。
ひとつ目の理由は、「筐体」や「設置金物」の設計を行う際にスリムでシンプルなデザインを採用する事が可能となるからです。薄型であれば、ロケーションを選ばずに狭い場所での設置などにも対応でき、デザインの幅が大きく広がります。
ふたつ目の理由は、「組込」「設置」「メンテナンス」時のコストダウンが可能となる事です。重量があるディスプレイの場合、複数人での取扱が必要となる為、どうしてもその分多く人件費がかかってしまいます。軽量モデルを選ぶ事は、設置だけでなくその後のメンテナンス時にかかる人件費もカットできるという点で、全体のコストダウンに繋がります。
ただし、薄型軽量モデルは総じてディスプレイ自体が高価なため、使用目的や設置場所を明確にしていただく事で、最適なアドバイスが出来ると考えています。
問題点
マルチディスプレイ設置を採用した場合には、いくつかの問題点があります。
サイネージではディスプレイ保護のため、前面にガラスやアクリル製の「保護板」を設置する必要があるのですが、大型化が進めば進むほど、保護板のサイズも大きく重量も増える事になります。その為、前面からのメンテナンス以外不可能な設置場所ではこの保護板の取り外しが非常に困難となり、設計時にも気を使うポイントとなってきます。
また、ディスプレイ同士の合わせ面に関しても、前後、左右、上下のズレを修正するのが非常に難しい他、ディスプレイ同士が近距離で設置されるた際に、個々のモニターから発生する熱をどう処理するかという問題点も抱えています。
この他、明るい場所での設置では画面が見ずらく、サイネージの役割を果たさなくなってしまうのを防ぐ為に高輝度モデルのディスプレイを採用する必要があったり、直射日光が当たる場合の設置では、屋内屋外に関わらず、黒化現象の対策として必ずディスプレイと保護板の間に風を送るなど、空気が滞留しない設計をする必要もあります。
液晶ディスプレイ情報一覧
当社ではディスプレイ製品はお取り扱いしていませんが、複数の会社から多数の製品が販売されています。
各社のディスプレイを当社が独自に調べ、まとめたものを公開しますので、参考にして頂ければと思います。
(あくまでも当社視点で調べたデータであり、各社から情報提供されたものではありませんので、内容には一切の責任をもてません。このまとめを活用され、気になる製品がある場合は、ご自分で販売会社様にお尋ね下さい)
販売会社様 | |
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1 | SHARP(シャープ株式会社) 詳細URL:http://www.sharp.co.jp/business/lcd-display/lineup/ |
2 | NEC(NECディスプレイソリューションズ株式会社) 詳細URL:https://www.nec-display.com/jp/display.html |
3 | Panasonic(パナソニック株式会社) 詳細URL:https://panasonic.biz/cns/prodisplays/ |
4 | TOSHIBA(株式会社 東芝) 詳細URL:https://www.toshiba.co.jp/vs/products/display/index_j.htm |
5 | LG Electronics Japan(LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社) 詳細URL:https://www.lg.com/jp/commercial-monitor |