デジタルサイネージとは? ABOUT DIGITAL SIGNAGE

タッチパネルについて

デジタルサイネージに利用されているタッチパネルにはいくつかの方式があり、設置場所やディスプレイサイズなどによって長所、短所があります。

タッチパネルの種類

1.赤外線(IR)方式

指やペンなどでパネルにタッチすることで、赤外線を遮断した位置を検出する方式です。

2.特殊静電容量方式

導電性を持つもの(指や金属製のスタイラスペンなど)でパネルにタッチすることで、電解の変化の位置を検出する方式。

3.振動検出(DST)方式

指やペンなどでパネルにタッチすることで、振動した位置を検出する方式。

タッチパネルの特徴

方式 赤外線(IR)方式 特殊静電容量方式 振動検出(DST)方式
対応サイズ 300インチも可能 80インチ程度まで 50インチ程度まで
入力方式 指やペンなど光を遮断できるもの 指や導電性物質 指やペンなど振動を与えられるもの
透過率 100% 90%以上 90%以上
タッチ耐久性 LED寿命による 無制限 無制限
長所 赤外線LEDの発光部と光検出器・反射テープから構成される機構のため、大型画面に対応が可能 日照やゴミなどによる誤作動が無く、タッチパネル機構がタッチ面の内側となるため防塵・防水対策が必要な野外タッチにも最適 日照やゴミなどによる誤作動が無く、タッチパネル機構がタッチ面の内側となるため防塵・防水対策が必要な野外タッチにも最適
短所 日照やゴミなどによる誤作動が発生しやすく、タッチ面の外側に機構を設置する必要があり、屋外タッチには不向き 大型画面に対応するべく、タッチパネル(シート)も年々大型になってきているが、ペンや厚手の手袋などでは入力操作ができない 振動検知式のためタッチ画面中央部に比べ4隅寄りのタッチに対してやや反応が悪く、コンテンツによっては不向きな場合あり

設計時の注意点

1.使用目的や設置場所の状況をできる限り正確に把握する

デジタルサイネージの設置目的も重要ですが、設置場所の状況(床、壁などの強度や設置スペースの寸法、人の往来など)を事前調査することが重要です。

2.内部機器類をしっかりと保護する

事前調査で得た情報から最適なタイプの筐体を選定し、筐体内にしっかり固定保護する構造や、機器類の熱対策(放熱)が重要です。

3.設置場所への搬入経路や、設置作業時間などを正確に把握する

事前調査の際に設置場所だけでなく周辺の状況を把握することで、搬入・設置時のトラブルを回避できる可能性が高まります。

4.設置後のメンテナンスを考慮する

デジタルサイネージは情報更新はもちろん、機器の調整・交換などが必要になる場合もあり、設置後もその作業を簡単に行えるように、メンテ扉や取付取り外しのし易い構造にすることが重要です。

筐体の未来について

当社では既製品のタッチパネル製品はお取り扱いしていませんが、複数の会社から多数の製品が販売されています。

各社のタッチパネルを当社が独自に調べ、まとめたものを公開しますので、参考にして頂ければと思います。
(あくまでも当社視点で調べたデータであり、各社から情報提供されたものではありませんので、内容には一切の責任をもてません。このまとめを活用され、気になる製品がある場合は、ご自分で販売会社様にお尋ね下さい)

販売会社様
1 elo(タッチパネル・システムズ株式会社)
詳細URL:https://www.tps.co.jp/solution/IDS/default.asp
2 ASSIST(株式会社 アシスト)
詳細URL:http://www.kk-assist.com/tds/touchcover.html
3 FCC(フューチャーコネクト株式会社)
詳細URL:https://panasonic.biz/cns/prodisplays/
4 TOSHIBA(株式会社 東芝)
詳細URL:http://www.f-connect.co.jp/touchpanel/
5 MINATO(ミナトホールディングス株式会社)
詳細URL:https://tss.minato.co.jp/tp/

page top